介護業界は無資格・未経験でも働きやすい

介護職は、介護未経験の人であってもチャレンジできる世界になっていて、一部事業所では資格を持っていない場合でも求人に応募する事が可能だ。持っていた方が良い資格は、民間の資格学校で受講すれば取得可能な介護職員初任者研修であるが、2012年度末に廃止されたホームヘルパー2級も同等の効力を持っているので、その資格がある場合は新たに介護職員初任者研修資格を取得する必要はない。これらの資格を持っていない人は、働きながら民間資格学校に通う事で資格を取得できるケースもある事から、専門性を高めたい場合は取得しておきたい。更に、事業所によっては資格取得資金を全額または一部補助するので、数万円から10万円前後の取得費用を節約する事ができる。

介護職未経験の場合は、就職後にどう働けば良いかが不安であるが、試用期間内は先輩ヘルパーに一定期間にわたって介護方法を教えてもらう事が可能だ。またネットで調べると【介護の現場で働くなら正社員】など、介護職の仕事内容を説明しているサイトを複数見つけることができるため、それらを読んでイメージトレーニングしておくのもよいだろう。

試用期間終了後に独り立ちした後は、日勤業務以外の夜勤に携われる事から、夜勤手当をもらう事によって月給が数千円~数万円程度アップする。ヘルパーとして一定期間勤務すると、国家資格の介護福祉士受験資格が得られ、その資格を取得して実務経験を積んでいけばケアマネジャーへの道も開かれる。

ちなみに、介護未経験者で介護職に臨む場合の心掛けとして大切なのが、笑顔で仕事に臨む事と利用者の話をしっかり聞く事であり、真剣に仕事をしていれば利用者や同僚からの信頼が得られるので、日頃から笑顔と傾聴を実践しておく事が大切だ。